耐久性の高い鉄筋コンクリート

耐火性や遮音性に長けている

鉄筋コンクリート造りの住宅はRC住宅とも呼ばれ、頑丈な鉄筋入りコンクリートを使っていることから長持ちすると言われています。その一方でコンクリートだから室内が寒く、家庭的な温もりが少ないとネガティブなイメージが生じているのも事実です。しかし実際は鉄筋コンクリートならではのメリットも多く、見方によっては一般的な木造モルタル住宅よりも住み心地が良いと言えます。最大のメリットとして挙げられるのは耐火性や遮音性の高さです。鉄筋もコンクリートも不燃材なので建物自体が燃えてしまう心配がありません。また、すき間が無く気密性が高い構造なので建物の内外に関わらず、音が伝わりにくくなっています。

そのため、静かな環境で暮らしたい人や周囲を気にせず室内で楽器を演奏したい人に最適と言えるでしょう。

メンテナンスが容易なので長持ちしやすい

鉄筋コンクリート造りの住宅が長持ちする理由としてメンテナンスが容易なことが挙げられます。コンクリートに亀裂が生じても専用の補修剤を注入するだけで状態を改善させることが可能です。また、内部の鉄筋は空気に触れない構造になっているのでほとんどサビが発生しません。むき出しの状態になっている鉄筋がすぐにサビで覆われるのに対し、コンクリートの内部にある鉄筋は数十年経過しても艶のある状態のままとされています。コンクリートや鉄筋は非常に硬く、経年劣化しにくいことも建物が長持ちする理由の一つです。建築費用は木造モルタル住宅よりも割高ですが、建材が傷みにくく長持ちするのでメンテナンス費用があまりかかりません。長期的に見れば安上がりと言えるでしょう。